無題

創作というのは結構難しい。

創作と言ったら絵を描くか物語を書くのどっちかが多いだろうか。

個人的には、物語を書くほうが簡単だと思っている。小学校の時分から文章を書く練習をしているし、よっぽど支離滅裂でもなければ日本語の羅列さえあれば話は進む。(現にこの文章がそうだろう)

作者の頭にある世界の1%しか伝わらなかったとしても、書くだけなら簡単である。ただし、「話を作る」という作業自体は非常に大変である。

一方、絵を描くのは非常に難しいと思っている。

抽象画とか言い張って適当に塗ったものを出すのであれば別だが、それなりにテーマがあってそれを伝わるようにするのはめちゃくちゃ大変である。

身近な人間を描くのが難しいし、そもそも線がまっすぐ引けないなんてこともざらだ。

技術としてそれなりに経験を積まないといけない。学校の授業だけでは無理である。

そういう話をしないからな。

文章を書く国語とは違ってやらなくても何とかなるから、優先度としては下になる。

しかし、それを乗り越えて(?)描き続けている人たちもいるので不思議なものである。

今、私は両方やっている。

どっちも高校生の時に少しやっていたが、受験の忙しさや周りのレベルの高さに絶望して辞めてしまったのだ。

それがなぜ今になって再度始めたのかといえば同好の士の影響以外の何物でもない。

もともと創作活動はずっとしたかったが、昔の記憶がそれを邪魔してた。

ただ、今回は周りがやっているから、あと少し下世話だがみんなに認められたくてもう一度やってみようと思ったのだ。

だがやはりというべきか、どちらのセンスもあまりないようだ。センスというより、何かを書きたい、描きたいという具体的なものがあまりなく、それで筆が止まるといった感じだが。

なにかしら発見があればよいが、時間があるのは今だけっぽいのが気になる。

物語に関しては、表現が気に入らないとか思いつかないとかで筆が止まる。

書ききることを目標としているが、それすらできないことも多い。

こればっかりは何とか克服したいものだ。